Japanische Klassiker mit Furigana
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こういうげっぴょうがほしい
こういう月評が欲しい
宮本 百合子
Lesen Sie こういう月評が欲しい (こういうげっぴょうがほしい) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.785 Zeichen · 4 Bildschirme
従って文芸批評でもプロレタリア文芸批評が、もっと広汎に研究され、活溌に行われなければならないのだと思う。
真実に強い文化的基準と新しく見なおした目標で批評がされるようになれば月評は別ものになる。
では、そのプロレタリア文学批評とは、どんなものか?
第一に、どんな小さいどの陣営の作品をとりあげた場合でも、その批評をよむと、ハハア、小説を読むときはこういうところが急所なんだナと納得のゆくように批評を書いて行くことである。
高度な理論に関するものでも、もしその人が全体の関係においてそれをよく理解し、腹にいれていれば、わかり易く説明することができるものである。
まして、作品評の場合、アカデミックな字を並べることは、ほとんど必要ない。
一つの文学作品についての批評をよく読んでおくと、この次、また別な作品を読む場合にどう読めばいいかが分る。そのくらい親切な批評がわれわれには欲しい。
ブルジョア批評は読者啓蒙を等閑にして来た。これを読むのは、どうせ文学がある程度までわかる人間だ。そういう態度だった。今日のプロレタリア文学批評は、読者大衆に、小説のよみかたに際して新しい文化的基準を与えるというところまで精力的であるべきである。