Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
このこをのこして
この子を残して
永井 隆
Lesen Sie この子を残して (このこをのこして) von 永井 隆 (ながいたかし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.102 Zeichen · 203 Bildschirme
うつむいた女の子、男の子。
「なぜ手をあげないの? ――ああ、そうでしたね、あなたはお母さんが……」
作文の時間――
黒板に大きく書かれた題――「わが家」
せっせと鉛筆を走らせる生徒たち、時々顔を上げて窓の外など眺めやる、その表情の明るさ。楽しいわが家の、今朝の食卓を書いている者もあろう。――二、三人、ただ鉛筆の頭をかじりながら、目を伏せて、まだ紙に一文字も書きつけていない子。
体格検査の日――
「まあ、昨日あれほどやかましく先生が言っておいたではありませんか! 下着はきれいなのを着ていらっしゃいって……。それなのに、このきたないパンツはどうしたのです? 衛生ということを忘れましたか? ――お母さんがいなくたって、だれかお世話してくださるお方がいらっしゃるでしょう? ――え? ――なぜお頼みしないの? ――なぜ黙ってるの? ――ひねくれてはいけませんョ。――あなたからお頼みしにくいなら、学校から手紙を持たせます――」
遠足――
「……卵焼きもおいしいけど……ぼくは、ほんとうは遠足のときには、梅干しが欲しいんだけど……。お母さんなら知っていたんだけど……」