Japanische Klassiker mit Furigana
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たましいはいきている
たましいは生きている
小川 未明
Lesen Sie たましいは生きている (たましいはいきている) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.290 Zeichen · 9 Bildschirme
わたしは、家に帰って、このことを母に話しました。
「それは、気のせいです。あまりおまえが、にいさんを思うから。」と、母は、いいました。
しかし、わたしは、気のせいだとは、信じられませんでした。けれど、それ以上いい張ることは、できませんでした。ところが、なんとおどろくことには、こんどはうず巻く波の中から、兄の吹く、ハーモニカのしらべがきこえたのです。わたしは、さっそく、清ちゃんを呼んできました。清ちゃんは、いつになく、まじめくさって、耳をすましました。
「きっと、正ちゃんのなくした、ハーモニカをお魚が、小さな口で吹いているんでないか。」といいました。
その後も、わたしは、ひとりなぎさに立って、ぼんやりと海をながめることがありました。あるとき、知らない男の人が、わたしのそばに立って、じっと沖の方をながめていました。顔の色は、日にやけて黒く、その目は、とび出ているようで、いくらか、こわい気がしました。お寺へいくと、よくこんな形をした、木像の仏さまがあるのを、わたしは思い出しました。こちらが、やさしくものをいったら、怒りはしないだろうと、考えたので、
「おじさんは、なにを見ているの。