Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいこん

だいこん

久生 十蘭

Lesen Sie だいこん von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 153.732 Zeichen · 303 Bildschirme

Aozora Bunko

「詫間さん、これなんなの」

詫間がむずかしい顔でいった。

「第三旅団旭部隊横浜隊の、佐伯という部隊長の従卒をしている弟がさっきまいりまして、佐伯というのは、大川周明の弟子だなんていっている神主あがりの気ちがいで、なにをやりだすかしれないから注意するようにといって行きましたんです」

今夜のあやしげな茶話会の真の意味を、あたしは諒解した。つまるところ茶話会にかこつけて家をあけて、陸軍をがっかりさせようというわけなんだ。

「襲撃というのは、いつやることになっているの」

「そのことはなんともいっておりませんでした」

「もし今夜だったら陸軍も運がわるいわね。今夜はパァティみたいなものがあって、みなそこへ行くんですから」

「さようですか。もしそうだったら愉快ですね。今夜のパァティって、赤坂のK会館前であるIRCの主催の、日本代表の送別会のことではございませんか。私もお手伝いにまいりますんですが」

「あたしよく知らないのよ」

「IRCの主催ということになりますと、治外法権ですから、いくら憲兵でも踏みこむわけにはいきませんでしょう」

「そういうものなの。それできょうのパァティ、お夜食が出るんでしょう」