Japanische Klassiker mit Furigana
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だだをこねる
だだをこねる
辻 潤
Lesen Sie だだをこねる von 辻 潤 (つじじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.612 Zeichen · 6 Bildschirme
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去年病院を出てから二十日ばかり大島のゆ場にいた。もう少しのぼると例の穴のところまでゆかれるのだが、穴なんか覗いたっておもしろくもあるまいと思ってやめた。それに恐ろしくからだがつかれてもいたから歩くのがおっくうでもあった。毎日なんにもせずねころんでばかりいた。ゆ場の主人が「先生ぜひなにか書いて下さい!」というようなことで歌を一首つくった。たぶん今頃かけじにでもなってぶら下っていることだろう。
島人の疲れいたはる御神火の恵みあふるる湯のけむりかも
てんだ。
それからイセの津で夏をくらし、八月末に能登へ行った。それから新潟へ行こうかと思っていたが尋ねる人があいにくルスだったのでやめてかえって来た。能登のことをちょいと話したいが長くなるから、またいずれとして――一つ「だちゃカン!」という方言を紹介してそれでおしまいにする。ダチャカン――というのは「埓があかない」の転訛で、つまり「ダメだ」という意味だ。たとえば「自由をわれ等に」てなことをいったってとうていダチャカンわい――とまあいったような風にだ。
かえってから義弟の家にいそってやっぱり毎日ゴロゴロねてばかりいた。