Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はたらくにしょうねん

はたらく二少年

小川 未明

Lesen Sie はたらく二少年 (はたらくにしょうねん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 3.777 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

新しい道が、つくりかけられていました。おかをくずし、林をきりひらき、町の中を通って、その先は、はるかかなたの、すみわたる空の中へのびています。そこには、おおぜいの労働者が、はたらいていました。

トロッコが、ほそいレールの上を走りました。道ばたには、大きな土管がころがり、くだいた石や、小じゃりなどが、うずたかくつまれていました。

はたらくものの中には、年をとったものもいれば、まだわかいものもいました。かれらはシャベルでほった土をトロッコへなげこんだり、つるはしをかたい地面にうちこんで、溝をつくったりしました。こうして、しごとをする間は、たがいに口をきかなかったけれど、自分をなぐさめるために、無心で歌をうたうものもありました。

やがて正午になると、近くの工場から、汽笛がきこえます。すると一同は手を休めて、昼飯を食べる用意をしました。それからの一時間は、はたらく人々にとって、なによりたのしかったのでした。

二人の少年は、石へこしかけて、秋の近づいた空をながめていました。

「そんなら、Kくんは小さいときに、家を出たんだね。」と、Nがいいました。

「そう、母親がなくなると、父親はちっともぼくたちをかまってくれなかったから、どこかへいけば、母親のかわりに、やさしくしてくれる人があろうかと思ってね。