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Japanische Klassiker mit Furigana

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はちとばらのはな

はちとばらの花

小川 未明

Lesen Sie はちとばらの花 (はちとばらのはな) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.633 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

はちは、人間の邪魔にならぬところに、また、あんまり子供たちから気づかれないようなところに、巣をつくりはじめました。

仲間たちといっしょに、朝は早く、まだ太陽の上らないうちから、晩方はまたおそく、まったく日の沈んでしまうころまで、せっせと働いたのであります。

彼らが、こうして働いているときに、この世の中では、いろいろなおもしろいことや、またおもしろくないことなどが起こっても、けっして、それに目もとまらなければ、また心のひかれるようなことがなかったほど、いっしょうけんめいであったのでした。

ひまなとんぼが遊んでいたり、おしゃべりなせみが鳴いていたりする間に、はちはせっせと働いていました。

一ぴきのはちは、巣を離れて、外へいっていて、すこし暇がとれたのでした。

「ああおそくなった。早く帰っておてつだいをしなければならぬ。」と思って、急いで、青い空の下を、自分たちの巣の方に向かって、一直線に走ってきました。

すると、どうでしょう。留守の間にたいへんなことが起こりました。せっかく、幾日となく、日も夜も精を出して、やっと半分も造った巣は、たたき落とされてめちゃめちゃに砕かれ、そのうえに、仲間までが幾ひきとなく殺されていたからです。