Japanische Klassiker mit Furigana
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はちとばらのはな
はちとばらの花
小川 未明
Lesen Sie はちとばらの花 (はちとばらのはな) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.633 Zeichen · 6 Bildschirme
これを見て、はちは、気が遠くなるほど驚きました。そして、悲しみました。
「だれが、こんなことをしたのだろう?」と考えましたが、すぐそれは、人間のいたずら子がしたということがわかりました。
そこへ、外へ出た仲間が、つぎつぎともどってきました。そして、みんなが、この有り様を見ておどろき、腹をたてぬものはなかったのです。
砕かれた、巣のまわりを飛びまわり、どうしたらいいものかと思案に暮れました。憎いいたずら子を針で刺してやりたいと思いましたが、どこへ逃げたか、その子供らの、影も、形もあたりには見えませんでした。
「どうしたら、いいものだろうか。」
「また、巣を造り直そう。」
「そんな元気が、私たちにあるものか。」
はちたちは、たがいに、思い思いの話をしましたが、すぐには、とても仕事が手につきませんので、いつかまたいっしょに働くこともあろうが、この悲しみの癒えるまでは、みんなが別れようということになりました。
一ぴきのはちは、あてもなく、そこから立ち去りました。そのときの気持ちはどんなにさびしかったでしょう。空を飛んでくると、下に花園があって、美しいばらが、いまを盛りに咲いているのを見ました。