Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ひよりげた

ひよりげた

新美 南吉

Lesen Sie ひよりげた von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 2.269 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

とう かぞえたら 目を あけても いいよ。」

おかあさんだぬきは、ぼうやが とう かぞえられないのを、ちゃんと しって いました。けれど ぼうやが 目を とじたまま、がってん がってんを したので すばやく ばけようと しました。

「ひとつ、ふたつ、みっつ、ななつ、とう。」

ぼうやの たぬきは、もう 目を あいて しまいました。おかあさんだぬきは、まだ すっかり ばけて いないから、あわてて しまいました。あたまが はげて、くろい ころもを きてる ところは ジョウフクインの おしょうさん そっくりでしたが、まだ 口には ぴんぴんと ひげが はえてたし、ふとい しっぽも だらりと たれて いました。

「あら、ぼうや、まだ だめよ。」

おかあさんだぬきは、あわてて しっぽを ころもの なかへ かくしました。それでも おひげの ぴんぴん はえて いるのには きが つきませんでした。ぼうやの たぬきは あっけに とられて しまいました。いままで そこには おかあさんが いたのに、目をあいて みると、みも しらぬ ぼうさんが いたからです。

ぼうやの たぬきは かなしく なって、