Japanische Klassiker mit Furigana
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ふるさとのはやしのうた
ふるさとの林の歌
小川 未明
Lesen Sie ふるさとの林の歌 (ふるさとのはやしのうた) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.289 Zeichen · 9 Bildschirme
娘は、だんだん美しくなりました。その目は清らかに黒みを帯んで、その声はますます朗らかに、その髪の毛は、つやつやと輝いたのであります。
彼女は、風の吹く日も、また、日の照る穏やかな日も、山の林の中に入っていって、さびしく独りでうたっていました。ある日のことです。一羽の見慣れない小鳥が妙な節で木に止まって歌をうたっていました。娘は、いままでこんな不思議な歌をきいたことがありません。
「おまえのうたっている歌は、なんという歌なの。」と、彼女は、その見慣れない小鳥に向かって問いました。
小鳥は、歌をやめて、じっと娘の顔を見ていましたが、
「私は、この歌を町から覚えてきました。」と答えました。
娘は、小鳥の答えを聞くとびっくりいたしました。あのかわいらしい、死んだ小鳥が、母親のいいつけを守って、一生町を見ずにしまったことを思い出したからであります。また、町へいったものは、目の色がにごるといった話を思い出したからであります。
「町って、どんなところなの?」と、娘は、町を怖ろしいところと思いながら聞きました。すると、その紅い羽の混じっている小鳥は、
「それは、こことは、まるでなにもかも違っています。