Japanische Klassiker mit Furigana
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もずとすぎのき
もずとすぎの木
小川 未明
Lesen Sie もずとすぎの木 (もずとすぎのき) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.167 Zeichen · 5 Bildschirme
若い元気なもずが、風の中をすずめを追いかけてきました。すずめは、死にもの狂いに飛んで、すいと黒くしげったかしの木の中へ下りると、もずはついにその姿を見失ってしまったので、そばの高いすぎの木の頂に下りて止まりました。
「ああ、ばかな骨おり損をしてしまった。」といって、いまいましそうに、もずは、くちばしを木の枝でふいていました。
これを聞いたすぎの木は、
「いいことをなさいましたよ。」といいました。もずは、目を光らして、
「私は仕損じてがっかりしているのに、なんでいいことをしたというのですか?」と、すぎの木に向かって、たずねたのです。
「あのすずめの母親は、病気なんですよ。そしてあの子すずめは、感心な親思いで、きっと母に食べさせる餌をさがしに出かけたのでしょう。あのすずめが、あなたに捕まったら、病気の母すずめは、悲しくて死んでしまうにちがいありません。」と、すぎの木は、答えたのでした。
これをきくと、もずは、はじめて、そんな感心な子すずめであったのかと思いました。
「そうですか、それは、いいことをした。もうすこしで私のつめは、あの子すずめの体にさわったのだ。