Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆうれいかしや
ゆうれい貸屋
山本 周五郎
Lesen Sie ゆうれい貸屋 (ゆうれいかしや) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.320 Zeichen · 42 Bildschirme
それなら尻くれえ見られる咎はあるかしれねえ、けれどもあっしあ、こうなれば云うけれども紙屑買いでやした、まっとうな紙屑買いをしていて、そうして今は仮にもゆうれいであって、それであなた、いかに商売とは言いながら、尻を捲って痣の有る無しを見せる、……ほほほほ」
「ここで泣くこたあねえやな、そんなふてえ阿魔なら、横っ面の一つもはり倒してやるがいいじゃあねえか」
「そう思ったんでやす、けれどもいけやせん、ひどくまた気の荒い女とみえまして、ぽンぽンぽンぽンと早っ口でどなりやした、あんまり早っ口でよくわからねえが、わかるところだけでもこっちの顔が赤くなるような、つまりは男を裸にした嘲弄なんで、あっしゃあここだから云うんでやすが、恥かしさも恥かしいし、だんだん怖くなってきやして」
「ゆうれえのほうで、怖くなっちあしようがねえな」
「体がこう総毛立ってきやしたんで、そういうことならまた出なおすから、今夜のところはこれで御無礼をするから、こう云って出ようとしたんでやす、ところが相手はぱっと立ちやした、早いの早くないの、あっというまもねえ、勝手から摺子木を持って来やして、いきなりぽかっとここを、……見ておくんなさい、これこの瘤の大きいこと、……二度と来てみやがれ噛ッちゃぶいてやるからってんで、ほほほほ」