Japanische Klassiker mit Furigana
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よものながめ
よもの眺め
宮本 百合子
Lesen Sie よもの眺め (よものながめ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.293 Zeichen · 7 Bildschirme
フランス文化の事情より見ると、日本のそのような過程は、殆ど世紀の一節だけおくれている。しかも、それが同時的な人間の課題として、今日わたし共の前に提出されているのである。
日夜地球はめぐりつつあり、こうして、或るところでは重く汁気の多い果実が深い草の上に腐れ墜ち、或るところでは実らぬ実を風にもがれているけれども、豊富な人類の営みは景観の複雑さを、其の面にだけとどめてはいない。ワンダ・ワシリェフスカヤの「虹」は、読むものに、一つの新しい感動をもって新しい文学の輪郭を予想させた。
『月刊ロシア』という雑誌は、どういう理由でか戦時中にも刊行をつづけていた。「虹」は、そこに連載されたポーランド婦人作家ワシリェフスカヤの作品で、独軍制下にあるウクライナ農民の一つの村に起った物語である。麦の宝庫であるウクライナは、一九一七年から二一年頃までの間もロシアに侵入した反革命軍が食糧庫としようとした。住民たちは、侵略の恐ろしい暴力とたたかったのであったが、このたびの第二次世界戦争においても、豊かに波だつ麦畑と、それを粉に挽く風車の故に、ウクライナ自治共和国は渾身の力をふるって敵に当らなければならなかった。