Japanische Klassiker mit Furigana
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ドグラ・マグラ
ドグラ・マグラ
夢野 久作
Lesen Sie ドグラ・マグラ von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 424.847 Zeichen · 824 Bildschirme
民謡なぞも母が機嫌がいいと、よく塾生と一緒に謡いましたから、好いなあと思って聞いていました(赤面)。
――僕は今迄に病気した事は一度もありません。母も寝たことはないようです。
――僕はこれから、警察へ訪ねて来て下すった鴨打先生の処へお礼に行きます。
◆第二参考 呉一郎伯母八代子の談話
▼同所同時刻に於て、呉一郎が外出後――
――まったく何もかも夢のようで御座います。一郎は私の妹の子に相違御座いません。眼鼻立ちが母親に生きうつしで、声までが私共の父親にそっくりで御座います。
――ずっと古い昔の事は存じませぬが、私の家は代々姪の浜で農業を致しておりました。私共姉妹は母に早く別れましたが、父も私が十九の年の正月に亡くなりましたので、家の血統は私と、この妹(位牌をかえり見て)の千世子と二人切りになってしまいました。それで、その年の暮に私は、亡くなりました夫の源吉を迎えますと間もなく妹は「東京へ行って絵と刺繍の稽古をして、生涯独身で暮すから構わないでくれ」という置手紙をして家を出ました。それが明治四十年の新の正月頃の事で御座いましたが、その後、福岡で妹を見かけたという人もありましたけれどもハッキリした事はわかりません。