Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ノンシャランどうちゅうき

ノンシャラン道中記

久生 十蘭

Lesen Sie ノンシャラン道中記 (ノンシャランどうちゅうき) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.515 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

飛んで来る賭牌にしたってあまり疲れないですむわけだからね」と、いいながら、大判の名刺ぐらいもある、紺青の千法の賭牌を、すぐ手近かの MANQUE と刷ってある青羅紗の上へ、まるで古い財布でも捨てるように、ポイとばかりに投げ出した。

廻し役は、※(始め二重括弧、1-2-54)賭けたり、賭けたり※(終わり二重括弧、1-2-55)と、しきりに勧誘していたが、おおかた一座が賭り終えたのを見すますと、やがて廻旋軸を右に廻し、その運動の方向の反対側へ、白い象牙の玉を投げ込んだ。

玉は仕切りの横金に衝突しては飛びあがり、ニッケル盆の斜面を駆けあがってはすべり落ち、はなはだ活発な運動をしている様子。

一座闃として声なく、ただ聞えるものは、白骨が打ち合うようなカラカラと鳴る玉の音ばかり。

コン吉は、野兎の足を衣嚢から取り出し、念を入れて三度鼻の頭を撫で、様子いかにと待ち構えていると、玉はおいおい活気を失い、廻し役が※(始め二重括弧、1-2-54)賭け方最早これまで※(終わり二重括弧、1-2-55)と、披露するとほとんど同時に、MANQUE とは縁のない PASSE の23に落ち着いた。