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Japanische Klassiker mit Furigana

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ランプのいろいろ

ランプのいろいろ

寺田 寅彦

Lesen Sie ランプのいろいろ von 寺田 寅彦 (てらだとらひこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.199 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

これを利用したのがすなわちネルンスト灯である。ネルンストとはこれを発明したドイツの物理学者の名をそのまま取って付けたのだ。始めにある温度まで熱してやらぬと電気が通らぬから、これを熱するため小さいコイルが附属してある。始めに電流がこのコイルを通ってこれを熱すると、その中にあるマグネシアの線が熱して導体になり光り始める。このランプはかつて新橋の停車場で使っていたと思う。

次には水銀灯である。これは長いガラスの管の両端に電極を付け、一端にある小さい壺に水銀を入れ中の空気を抜いたものに過ぎぬ。これもそのままでは電気は通らぬが、始めにこの管を傾けて水銀を管の一端から他端へ流し、電極の間に橋をかけると電流が通じ始める。すると水銀が蒸発して管の中はこの蒸気が充ちその中を電流が通じるようになるから管を旧位置になおし水銀を一端に返しても電流は続いて通る、この時に水銀の蒸気は強い蒼い光を出す。このランプの利益な点を挙げてみれば、先ず電力の経済が出来、それから光る部分が大きいから物の影が少なくなって室内が昼のようになる。またこの光は写真の種板によく感じるからこれを使えば夜間でもほとんど昼間同様の写真が撮れる。