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Japanische Klassiker mit Furigana

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おもいで

ロッパの悲食記

古川 緑波

Lesen Sie ロッパの悲食記 (おもいで) von 古川 緑波 (ふるかわろっぱ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 52.651 Zeichen · 114 Bildschirme

Aozora Bunko

おかめ、卵とじ、鴨南蛮、鍋焼――と、昔風なのからカレーうどん、きつねうどん(油揚げの入った奴。無論関西から来たもの)或いは、又、たぬきというのもある。これは、何かと思ったら(昔は、あんかけを、たぬきに称していたようだが)揚げカスを、載っけた奴であった。それなら、つい先頃まで、ハイカラうどんと称していた筈である。

ま、そんなところを、毎日メニュウを変えて註文しているうちに、何うも、十日以上にもなると、倦きちまって、カレーうどんに生卵を落して呉れと註文したり、おかめと、きつねの合併したのを造って呉れと、言ったりし始めた。

或る日のこと、又色々考えた末に、今日は一つ、おかめと卵とじの合同うどんを拵えて呉れないか、と註文した。やがて、出前持ちの青年が、それを持って来たので、こんな妙な註文をする客は、他には無いだろうね、と言ったら、出前持ち曰く、

「いいえ、これはカメトジと言って、ちょいちょい註文があります」

へーえ? と僕は驚いた。

が、更に、驚いたのは、出前持ち氏の次の言葉である。

「随分いろんなこと註文する方がありましてねえ。ええ、お化けっての知ってますか?」