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Japanische Klassiker mit Furigana

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せんきゅうひゃくにじゅうくねんいちがつ――にがつ

一九二九年一月――二月

宮本 百合子

Lesen Sie 一九二九年一月――二月 (せんきゅうひゃくにじゅうくねんいちがつ――にがつ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.457 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

――窓のそと どんな景色? 私、まだ知らないのよ

――云ったげましょう、樹が三本、隣の建物

――それっきり?

――それっきり。

「知られざる日本」という自著をくれた。紺と黄との配色。自動車、蓑笠の人物、工場の煙突、それらの上空には飛行機のとんで居る模様だ。日本東京の或ものを捕えて居る。

月曜

ニャーニカが二人で私のシーツをとりかえ乍らの話。

――この毛布二十四留したんだって

――十六留でいい厚いのがあるよ

――だってアレキサンドラ・――カヤがそう云ったもの

――十留位足駄はいて云ってるんだろう、あのひとそういうことがすきだ

アレクサンドラ云々というはここの女監督だ

それからターニャが私に着せる麻の上衣をふるい乍ら

――此那のにいくら出すんだろう

そこで私が云った。

――三十留

――二十七留 足駄はいて?

みんなで笑った。

私の白いものすべて枕かけにも 寝間着にも8という番号が書いてある。即ち私はユリコ チュージョーではなくてただの8なのだ。

○入院した第一夜 夜十二時まで眠ったがあと眼がさめ、どうしても寝つづけることが出来なかった。

隣の床で同室患者が寝息をたてて居る。