Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんじゅうねんごのせかい

三十年後の世界

海野 十三

Lesen Sie 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.140 Zeichen · 137 Bildschirme

Aozora Bunko

そのときマルモ探検隊が最悪の危機をむかえることは、今さら覚悟をあたらしくするまでもないことだった。

このへんで、マルモ隊長は、はらをきめなくてはならない。

意外な正体

ついに、決死の偵察隊が、光る怪塔のところへ派遣されることになった。

その人選は、マルモ隊長がした。

カンノ博士が偵察隊員に任ぜられた。

それからカコ技師に、タクマ機関士、それに正吉少年の四名だった。

ところがコックのキンちゃんが、ぜひつれていってくれといってきかない。ことに、彼は正吉少年の身の上を心配して、正吉が行くところへは、ぜひ自分を護衛者としてやってくれと、隊長へ熱心にねがった。

そのあげく、キンちゃんの願いは、ついにゆるされた。正吉とキンちゃんとは大よろこびで抱きあった。

「それでは、行ってきます」

と、カンノ博士は、さすがに顔をかたくして、マルモ隊長以下に別れのことばをのべた。

「成功をいのる。みんなの運命が、君たちの行動にかかっているんだから、自重してくれたまえ」

マルモ隊長は、そういって、目をまたたいた。

一行五名は出発した。

のこる隊員は、やはり怪塔への監視をゆるめなかった。