Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
実は、洗礼をしてやった人見勉自身が、おどろいているらしいんだ。いや、人見は先日退職してもらった、うむ。自分でも責任を感ずるというしね、善い人間だけど、この際まあ、しかたがないから……人見の妹が、やっぱり仕上げ部の検査の方に来ているが、あれは挺身隊なんだし、まあよかろうというんで、そのままにしてあるが……あれは、なにかね、友吉と特別に仲が良かったとか、この恋仲だったなんていう向きもあるが、そうなのかね?(義一のシルエット動かず)……ええと、しかし、なんだね、今後の事もあるし、まったく困ったもんだねえ君んとこも。なにかね、君の家には、この、宗教を信じて、なにかこの、夢中になってしまうといったふうの血統というか、そんなもんが有るのかねえ? ……友吉の母親――つまり君の奥さんは、以前、天理教にこった事があるんだって? うむ、そういったふうの血すじが友吉にも伝わっているかも知れんねえ。しかし、君あたしか、郡山――だったね? ――の士族――たしか、そうだったね? そういう家柄から、こんなふうな、とんでもない人間が、どうして出たものか? 明君の下に妹がもう一人居たね、たしか? フム。