Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
僕はすぐ、なんです、失礼しますから。……(すこし離れた奥では木山が二つ三つのイスをテーブルのわきに持って行き、小笠原を招じて掛けさせ、自分が先ず皿のデセールを一つ取って食べて見せ、小笠原にすすめている)……治子さんの事で、チョットあの――
人見 治子? ……なんでしょう?
友吉 心配になったもんですから――もっと早く来よう来ようと思っていたんですけど、ツイ――ぼく、この頃、時計の仕事がタマにしかないもんで、昼間、あの、クズ屋みたいな事をしているもんですから――暇がなくて――
人見 いや、そりゃ、妹の事については、私も心配しているんだが――なんしろ、この半年ばかりフッツリ寄り付かないし、訪ねて行っても会いたがらない。この三、四カ月、だまって、どっか越して行ってしまって、どこに居るか――君は会ったの?
友吉 たまにヒョッコリ、僕んとこに、あの――
人見 へえ? すると――?
友吉 たいがい僕のルスにみえて、俊子に、あの食べる物や、金をくだすって、そいで――二、三度は、ねむいから、いっとき寝させてくれといって半日寝て、そいから又どっかへ――僕も治子さんの所は、よく知らないんです。