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Japanische Klassiker mit Furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme

Aozora Bunko

浮山 よした方がいい。とても駄目だ。なんか附いている須永君には。

柳子 いいわよ、ね! (カラカラと壺の中でダイスを振る。昂奮し切っている)

浮山 だってお柳さん、すっかりはたいて、なんにも無いんだろ?

柳子 なあに、ええと……(自分の身辺をさがす)

(そこへ、若宮が足音を立てないでキョトキョトしながら入って来て、突っ立ったまま、須永の顔に眼を据えて見ている……)

柳子 ようし、これ! (左の薬指から指輪を抜いてトンと置く)これを張ります。こんでも、小さいけどダイヤが入ってる。その代り須永さん、あんたも、それそっくり賭けるのよ。

須永 弱ったなあ。

(そこへ、若宮の後から、私と省三と織子も入って来る。私の顔も省三の顔も織子の顔も青い。……)

柳子 (熱中して、そのような人たちには目もくれない)弱ったてえセリフは無いでしょ。さ、行くわよ、あたしが振るから、あなたが指すのよ。ダイスじゃメンドくさいから……(言って壺の中のダイスの一つを残し、他をビュツと投げる。それが室のどこかの壁に当ってカチッカチッと音)丁半で行くわね! よくって!

須永 困りますよ。(助けを求めるように周囲の人たちを見まわす。