Japanische Klassiker mit Furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
三好 そうですか。……(青い顔でションボリしている)
浦上 では、一応この原稿はお返しして……(カバンの中から原稿の袋を出して差し出す)どうも――。今日はチョット忙がしいので、いずれ又、近い内に……。
(言っている所へ、下手奥の方で、板敷の床の上に重い物が倒れたらしいドシーン、ガチャーンという音がする。それが静まり返っている広い屋内にこもって響き渡る。三人、ギョッとして聞き耳を立てる。音はそれきりで、あとは再びシーンとなる)
轟 ……なんです?
三好 ……チョット……(浦上に言って、ノッソリ立上り、下手奥の方へ室を出て行く。浦上は帰りもならず、暫くモジモジしていたが、やがて諦らめて腰を落着け、煙草に火をつける――間)
轟 ……三好さんの、その脚本、ホントに長過ぎるだけなんですか?
浦上 え?……ええ……まあ……。
轟 あれは、僕も読まして貰いましたけど、物は立派なものなんだから、惜しいなあ。
浦上 ええ、まあ。……ただ少し暗くてねえ。
轟 ……(相手の表情をさぐるようにしながら)……すると、やっぱり、内容としても、まずいと言った風の――?
浦上 いえ、そうハッキリした事じゃ無いんですけどね、とにかく長過ぎるんですよ。