Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
登美 ようよう!
お袖 こら馬鹿! お登美!(三好、登美、お袖笑い出す。佐田だけが、自分の傍で喋られている事にまるで無関心に、死灰の様に坐っている)……さてと、じゃ、私、離れの方に行きますから、彼奴には黙っていて下さいよ。先生の事を聞いて、又うるさいから。クサクサして仕方が無いから、おさらいでもするんだ。
登美 あとで、私にも又教えてね。
お袖 モダンガールに弾かれちゃ三味線が泣く。
三好 鞍馬山だけは、かんべんしてくれないかな。あいつをやられると、脳味噌を引っ掻きまわされるようだ。
お袖 おっしゃいます! こうなったらなんでも引っ掻いてやる。(立ちながら)だけど、どうかなすったの? お顔が真青ですよ。
三好 ヘッヘ、若葉の照り返しだ。
登美 ふんだ! さっきの、ザマ!
お袖 なんですの? ……(それよりも自分の言った真青と言う言葉で自ら刺戟されて、改ためて佐田の顔を見る。三好の顔も青いが、佐田の顔色と来たら青いのを通り越して、殆んど土気色である。……佐田は、しかし、他の者達から注視されている事など知らぬものの様にボッサリと坐りつくしている)……じゃ、まあ、ごゆっくり――(廊下を廻って上手へ行きかける)ユスラ梅が綺麗だこと。