Japanische Klassiker mit Furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
百姓 みんなが駄目だら、おらがやる。……(淡々として言い放って又、麦こきにかかる)
中年 どうも、へえ……その……(百姓の言葉や態度の中には、何一つ烈しい所は無いが、もうこうなれば、却ってその淡々とした中に抗弁しがたい物が有るらしい。それをよく知っているので、ホッとすると同時に、言葉のつぎ穂を失って、頭を掻きながら、ボンヤリ百姓の麦こきの手元を見守っている)ふう……。
(こちらでは青年が二人のやりとりを眺めている。若い女は枯草や小枝に火をつけ、そこらに転がっていた竹の三本足にヤカンをつるして、火をかけ、その火尻を吹いたり、燃えるものをつぎ足したりしている。微風のために一方に流れて行く白い煙)
百姓 ……(ヒョイと中年男を横眼で見てニコニコして)国三さ、お前、そうしてポカンとして……仕事は無えだか?
中年 (びっくりして、飛びあがる)ほい! どうも、へい、そいじゃ、ばさま、頼んましたぞ! いいな! 今晩ひとつ、頼んますぜ。ええと……へえ、仕事が無えだんかえ! こやしを出しているまっ最中だあ! へえ、そいじゃ!(青年に)ごめんなんし。(言いながら、横っ飛びに、出て来た方へ小走りに立去りながら)ばさま、頼んだぞう!