Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme

Aozora Bunko

先生に会おうと思って足を棒のようにして彼方此方お百度を踏みはじめてからだって、もう一月の余にもなります。そこんとこはあんたも諒解して貰いたいな。

三好 そりゃ、わかっています。

韮山 でしょう? それなんだ。第一、私は、先生が誠意さえ示して下さりゃ、元金だけで、利子の分はスッカリ棒を引いてもいいと言う腹さえ持っている。

三好 この前も伺いました。……だけど、今の先生には千円一万円も同じことじゃないかな。

韮山 だ、だからさ、だからわては言うんだ。問題は誠意ですよ! 誠意の問題だす。先生が誠意さえ見せて下さりゃ、なにも好んで事を荒立てたいとは思うていません!

三好 そうですかねえ。だけど無いものは無いんだから……いっそ、どうです、その刑事々件にしちゃったら!

韮山 そ、そんな、あんた。あんたは心易く言うが、そいでは、そうしてもよろしか?

三好 ほかに仕方が無ければ……。

韮山 だから問題は誠意の問題だと言うとるんや、私は! な! 人は情の淵に住む、歌の文句にも言うたある。いいか! 問題は誠意の――。

三好 誠意なら、先生は持っていますよ。

韮山 (いたけだかに)持っている! 持っている人が、どうして、こんな具合に、弁護士に頼んで銀行の方だけに家屋から家財一式を、そっちの方だけに、封印を貼らせてしもて、私の方で債権を実行しよう