Japanische Klassiker mit Furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
登美 どう致しまして。……(三好に)応接の方は、うっちゃっといていいかしら?
三好 どうして?
登美 だって、おなかがすくでしょう?
三好 あ、そうか。でも腹がすけば、なんとか言うだろう。
轟 あれ、なに? たしか此の前も見かけたなあ。
登美 アイスクリーム。(食器を抱えて奥へ出て行く)
轟 え……? (登美を眼で追う)
三好 堀井博士に会わせろと言うんだけどね。この家の抵当のことさ。
轟 ……こんだけの家を抵当にすれば、随分借りられるだろうなあ。どれ位なんです?
三好 僕あよく知らん。
轟 あんたは、いつ迄此処にいるんです?
三好 強制処分になる迄は居る。頼まれた様な形になってるしね。
轟 後は、どこへ行くんです?
三好 さあ。……(煙草をふかす)
轟 僕んとこでよければ来て貰うんだけど、狭いしね、それに病人を抱えていちゃあ――。
三好 その後、おっ母さん、どんな具合だい?
轟 もう、あかん。病気も病気だけど、そこいら中、メチャメチャですよ。僕も、早くなんとかしなきゃ、下手すると、間も無く幕が降りちまう。
三好 …………(考え込んでいる)
(登美戻って来て、机の上をフキンで拭く)