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Japanische Klassiker mit Furigana

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くたにやき

九谷焼

中谷 宇吉郎

Lesen Sie 九谷焼 (くたにやき) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.535 Zeichen · 13 Bildschirme

Aozora Bunko

一毫さんは、私の中学時代に死んだ。先年国へ帰った時、三方硝子戸の室には、中学の先生とかいう、若夫婦が間借りをしていた。おばあさんが、久しぶりなので喜んで、大きくなったと褒めてくれた。秋塘さんはまだ元気だった。関羽鬚がちっとも白くなっていなかった。そして、玉質焼は益々進歩して、渋味のある立派なものになっていた。まだ改良と工夫とを怠っていないのだと見える。

大聖寺では、他にM氏といって柿右衛門の赤をよく出している人がある。蒼い顔をしたおとなしい人で、さほどの年でもないのに、この頃は余り描かないらしい。何となく、諦めているというような感じがする。その息子は機業場の事務員となって、新調の背広を着て毎日通っていた。それが得意だったらしく、家へ帰っても仲々洋服を脱がないでいた。

金沢の高等学校には入ってからは、夕方の散歩に陳列棚を覗きこむ位のものだった。九谷窯元と書いた看板が、軒並に並んでいたが、皆寺井でつくったものばかりだった。ただ一軒、犀川の橋の袂にあった大きい店で、自分で窯をもって研究しているらしい、親切な製品を並べている所があった。

それから、父が死ぬ前「もし窯が出来てうまくいったら、秋塘と竜山とを招聘したい」