Japanische Klassiker mit Furigana
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にしょうじょ
二少女
国木田 独歩
Lesen Sie 二少女 (にしょうじょ) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.398 Zeichen · 16 Bildschirme
と、
さも悲しげにお秀は言って、ほっと嘆息を吐いた。
「何故。私は口惜いことよ、よく解りもしないことを左も見て来たように言いふらしてさ。」
「私だって口惜いと思わないことはないけエど、あんな人達が彼是れ言うのも尤ですよ、貴姉……祖母さんね…」
とお秀は口籠った、そしてじっとお富の顔を見た目は湿んでいた。
「祖母さんが何とか言ったのでしょう……真実に貴姉はお可哀そうだよ……」とお富の眼も涙含んだ。
「祖母さんのことだから他の人には言えないけれど……そら先達貴姉の来ていらしゃった時、祖母さんがあんな妙なことを言ったでしょう。処が十日ばかり前に小石川から来て私に妾になれと言わないばかりなのよ、あのお前の思案一つでお梅や源ちゃんにも衣服が着せてやられて、甘味ものが食べさされるッて……」
「それで妾になれって?」お富は眼を袖で摩って丸い眼を大きくして言った。
「否エ妾になれって明白とは言わないけれど、妾々ッて世間で大変悪く言うが芸者なんかと比較ると幾何いいか知れない、一人の男を旦那にするのだからって……まあ何という言葉でしょう……私は口惜くって堪りませんでしたの。矢張身を売るのは同じことだと言いますとね、祖母さんや同胞のために身を売るのが何が悪いッて……」