Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にしょうねんのはなし

二少年の話

小川 未明

Lesen Sie 二少年の話 (にしょうねんのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.180 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

達ちゃんの組に、田舎から転校してきた、秀ちゃんという少年がありました。住んでいるお家も同じ方向だったので、よく二人は、いっしょに学校へいったり、帰ったりしたのであります。

ある日のこと、達ちゃんは、夕飯のときになにか思い出してくすくすと笑いました。

「なにか、おかしいことがあったの。」と、お姉さんがおっしゃいました。

「きょう、秀公といっしょに帰ったら、鳥屋の前で、いろいろの鳥が鳴いているのを見て、ああ、うそが、琴を弾じているといったんだよ。」と話しました。

「うそってなあに?」と、お姉さんがたずねられました。

「姉さんは、まだ、うそという鳥を知らないのかい。べにがらのように赤くて、もっと大きい鳥なんだよ。じゃ、姉さんは、文鳥を知っているだろう。ちょうど、あんなような鳥なのさ。」と、達ちゃんは、いいました。すると、こんど、お兄さんが、

「うそなら、寒い方にいる鳥だ。そして、それがどうしたというんだい。」と、きかれました。

「秀公が、小さいとき、おばあさんから、昔話をきいたんだって。昔あるお姫さまが、悪者のためにさらわれていって、沖の島で、一生独りさびしく琴を弾じて送ると、死んでから、その魂がうそになったというのだよ。