Japanische Klassiker mit Furigana
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じんぞうにんげんせんしゃのきみつ
人造人間戦車の機密
海野 十三
Lesen Sie 人造人間戦車の機密 (じんぞうにんげんせんしゃのきみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.501 Zeichen · 19 Bildschirme
渦巻気流式エンジンは、もうすっかり出来上って、倉庫に一万台分が収めてあるときかされ、主席はやっと機嫌を直したのであった。
彼等は、夢中で話をしていたので、ついに気がつかなかったけれど、このとき、この二人の後にある塀の上から、色の黒いオーストラリア原地人の首が五つ、こっちを覗いていたのに気がつかなかった。もちろん、その首の下には完全な胴や手足がついていたわけで、彼らは、きょときょとと山積された人造人間に、怪訝な目を光らせていた。
4
「おい、たいへん、たいへん」
五人の原地人斥候は、酒をのんでいる酋長のところへ、とびこんできた。
「なんじゃ、騒々しい」
「たいへんもたいへん。あの醤なんとかいう東洋人の邸の中には、死骸が山のように積んであります。あの東洋人は、弱そうな顔をしていたが、あれはおそろしい喰人種にちがいありません。たいへんなものが、移民してきたものです」
「えっ、それは本当か。死骸が山のように積んであるって、どの位の数か」
酋長は、盃を手から取り落として、胸をおさえた。
「その数は、なかなか夥しい。ええと、どの位だったかな」
「そうさ、あれは、たいへんな数だ。