Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句とはどんなものか (はいくとはどんなものか) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.046 Zeichen · 99 Bildschirme
四 俳句には必ず季のものを詠みこみます
次にまた俳句には切字というものがあります。前に挙げた句についていいますと、
朝顔に釣瓶取られて貰ひ水(切字無し)
我ものと思へば軽し傘の雪
鶏の声も聞こゆる山桜
湖の水まさりけり五月雨
荒海や佐渡に横たう天の川
舟人にぬかれて乗りし時雨かな
右の太字が切字であります。これらの切字は多くの場合俳句になくてはならぬものになっています。これも別に一項をおいて論じますから、ここにはただ結論だけを与えておきます。
五 俳句には多くの場合切字を必要とします
私はこの総論を終るにのぞみまして、前段に申しました一言をぜひとも取り消しておかなければならないと思います。それは和歌と俳句とを比較して、和歌は堂上人のごとく優にやさしきもの、俳句は町人のごとく下卑て賤しきもの、とそういう感じを抱いておったといった言葉であります。初めしばらくの間はその考えを拭い去ることができませんでしたが、やがて芭蕉等の句に親しみがふえてくるに従って私は決して俳句を下卑たものとは考えることができなくなりました。三十一文字に比べて十七字を品格の無い詩形であるように感ずることは伝統的な皮相の見解にすぎません。