Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句とはどんなものか (はいくとはどんなものか) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.046 Zeichen · 99 Bildschirme
「黄菊白菊」の句は、菊はいろいろ変わり咲きもあるがやはり黄菊と白菊とに限る、そのほかの菊はない方がよいというのであります。そのほかの名のないことを望むのはやはり菊そのもののないことを望むのであります。温藉穏当を好む作者の心持がよく現われています。
「十団子」の句は、秋風の吹くころ、宇都の山を越える時に作った句でありまして、その宇都の山の名物である十団子も以前よりは小粒になったというのであります。十団子さえ小粒になったところに秋風蕭殺の心持があります。
「我事と」の句は、根芹を摘もうとして手を水中に入れると、そこにいた泥鰌が自分のことかと思って逃げたというのであります。丈草の句には軽みがあるといって芭蕉がほめたことがあるように覚えていますが、この句の如きもその軽みの点にとりえがあります。ただし軽みと申しても宗因時代の滑稽とは大分趣を異にしています。滑稽は滑稽でも駄洒落るのではなくて事実の描写を主としているのであります。
「長松が」の句は、丁稚の長松が新年には親の名代でもっともらしく御年始に来る、というのであります。これもある人事のおかしみを見出したものでありますが、作者がしいてふざけたあとは少しもなく、ただ平坦に事実を叙しているにすぎないのであります。