Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
冬の短日も同じ事で、夜長という実際の感じ及び趣味は冬でなくてかえって秋であるに反し、日の短いという実際の感じ、及びその趣味は秋でなくてかえって冬である。「実際に日が短い」というのは秋でなく、誰でも冬になっていうのである。また寒い日の暮れやすい淋しい心持は、冬になって初めて現われるのである。故に理窟から言ったら短日、夜長共に冬の領分でなければならぬが、実際の感じ及び趣味の上から夜長は秋に横取りせられ、短日のみ冬のものとしてそのままに存留しているといってよいのである。右の如く考えて見ると、昔の人は直覚的で不理窟であっただけそれだけ季のものの命名など自然に文学的に出来ている。今に至ってなお改めることの出来ないのは、独り習慣ばかりでなく、この類の理由に基くのが多いのである。几董の句には必要のないことであるけれど、ついでに駄弁を費して置いたわけである。さてもとに戻って、この句の短夜は前陳の宵、暁、夜中のうち、どの種に属すべきものであろうか、先ず夜中に属するものと言ってよかろう。即ち短夜の句中最も少き種類に属するものである。句の意味は、夏の夜少数の兵士、もしくは本陣に使するものなどが、私かに敵の陣営の後ろを覚られぬように通り抜けたというのである。