Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいくはかくかいしかくあじわう

俳句はかく解しかく味う

高浜 虚子

Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme

Aozora Bunko

赤い椿白い椿と落ちにけり    碧梧桐

其処に二本の椿の樹がある。甲は白椿、乙は赤椿というような場合に、その木の下を見ると、一本の木の下には白い椿ばかりが落ちており、一本の木の下には赤い椿ばかりが落ちておる、それが地上にいかにも明白な色彩を画して判きりと目に映るところを言ったのがこの句である。この句でも落ちるという字から、ぽたぽたとあの大きな花が重なり合って重げに地上に落ちている光景が聯想されるのである。これが「赤い椿白い椿と散りにけり」では、椿らしい心持はしないのである。

花二つ重り落ちて椿かな    竹奴

前の句はあちらに一団、こちらに一団と落ちている景色を言ったのであるが、この句は二つの花が重り合って落ちているという、極く狭い或る格段な場合を言ったのである。これも木蓮とかその他梅とか桜とかいうようなものなら、花になって二つ重なるどころか、一つの花が散り散りになってしまうのであるが、崩れずに形を備えたまま地上に落ちる椿の花であればこそ、かく特別な場合を見出し得たのである。またこういう光景はよく見ることである。

音のして椿落ちたる笹の中    鬼史