Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
人力車が夏野を過ぎて山路にかかるところに、よく旅で出会わす情景が浮び出るのである。この句は夏野を正面に描いていないにかかわらず、やはり夏野の広大な感じは想像されるものである。
実方の長櫃通る夏野かな 蕪村
蕪村は夏野というような大景を句にすることにおいては、たしかに儕輩に卓越しておった。太祇や几董などにはこの種の題の句は余り沢山なく、あってもそれほど自由でないが蕪村は自由である。ここらが蕪村の大家たるところであろう。そこで今一句蕪村の夏野の句を解釈して他に移ろう。この句は実方中将が、宮中で物争いをしたために「歌枕見て来れ」というような勅諚の下に東北の方に追いやられ、仙台近くの笠島という処まで行って、落馬したのがもとで死んだというその憐れな故事を材料にしたもので、とにかく公卿の旅行の事であるから、その旅荷物として長櫃位はあったろう、その長櫃が、とぼとぼと実方の夏野を歩いて行くあとについてやはり夏野をかくれて行くというのである。前きの『隅田川』の狂女の句と同じように、こういう歴史的の句を作るという事もまた作者の一技倆ではあるが、しかし下手にやると見られぬものになってしまう。