Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
芭蕉の句といえば先ず古池の句というほどに有名なものになっているが、この句は果してそれほどいい句であるかどうかという事については已に大分議論のあったことである。実際この句の如きはそうたいしたいい句とも考えられないのである。古池が庭に在ってそれに蛙の飛び込む音が淋しく聞えるというだけの句である。牽強附会の説を加えてこの句を神聖不可侵のものとするのは論外として、これ以上に複雑な解釈のしようはないのである。唯この句は芭蕉が、いわゆる芭蕉の俳句を創めるようになった一紀元を画するものとして有名だという説は受取り得べき説である。即ちそれまでの芭蕉は談林調と言って、つとめて滑稽洒落を言っていた時代の句になずんでいたが、この句を作った時代から初めて今日のような実情実景をそのままに描く芭蕉流の俳句を作るようになった、そもそもその頓悟の句がこの句であるというのである。或日芭蕉が深川の草庵にいると庭の古池に水音が聞える。それは外の音でもない蛙の飛び込む水音である。四辺が静かであるので、その水音は独り際立って耳に響く。芭蕉はそれを句にしようとして「蛙飛び込む水の音」と言い、上五字はありのままに「古池や」