Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
また芭蕉の文章中で最も勝れたものとして『奥の細道』とこの『幻住庵記』とを推すべきであろう。芭蕉は奥羽北越の旅を終って後ちにこの幻住庵に入って静養したものである。この頃が芭蕉の成熟時代で、その生活もその文学も底光りのする貴いものとなったのである。
先づ頼む椎の木もあり夏木立 芭蕉
これはその『幻住庵記』の終りにくっつけてある俳句で、食物にこまれば椎の実を拾って食えばいい。先ず何よりも頼りとする椎の樹もある、その辺一面の夏木立の中に、というのである。『幻住庵記』の大意を言えば、冒頭にはその庵の位置を説明し、その由来を説き、自分が長い東北の旅行をして後、湖水のほとりのその庵に暫く足をとどめて静養する由を陳べ、それから筆を極めて湖水の眺望のいい事を説いておる。それからまた一転して、その庵に起臥している自分の生活を叙してかく言っている。
すべて山居といひ旅宿と云ひ、さる器貯ふべくも無し。木曾の檜笠、越の菅蓑ばかり枕の上の柱に懸たり。昼はまれ/\訪ふ人々に心を動かし、或は宮守の翁、里のをのこ共入り来りて、猪の稲食ひ荒し兎の豆畑に通ふなど我聞知らぬ農談、日已に山の端にかゝれば、夜坐静に月を待てば影を伴ひ、燈を取りては罔両に是非をこらす。