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Japanische Klassiker mit Furigana

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やさかにのまがたまこう

八坂瓊之曲玉考

喜田 貞吉

Lesen Sie 八坂瓊之曲玉考 (やさかにのまがたまこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.858 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

『和名抄』〔(巻四)〕に、

※(「米+鐶のつくり」、第4水準2-84-6)餅 万加利

『新撰字鏡』に、

餌 万我利餅

とあるものこれで、『土佐日記』には、紀貫之、国司の任はてての帰途、山崎において見た小櫃の絵も、まがりのおほちの形も、往きに見た時と変っていなかったので、「売り人の心をぞ知らぬとぞ言ふなる」と書いてある。その製法は、『言海』に、

勾餅、略してまがり、米麦粉を飴などに和して固め、藤葛の如く捩ぢ曲げて、油にて揚げたるものと云ふ。

とある。果して往古からかかる製であったか否かは知らぬが、貫之のころには山崎なる売店でそれを売っていたので、一般人の食したものであったことが察せられる。川口好和の『諸国奇遊談』山崎会合初めの条には、神社の神棚に餅を盛れる趣を記して、「上賀茂、下鴨などの大社には、今も供ふる事なれども、此地(山崎)にては殊に古へしのばれぬ」といって、貫之の『土佐日記』の記事を引用し、紐を曲げ重ねたような絵を収めてある。そのこれをマガリ餅ということは、明かに緒に貫き綴った連珠をマガリ玉、略してマガ玉ということの語の傍証すべきものである。

マガリはすなわちタワムことで、マガといい、タマという、畢竟は同一意義の語を重ねたこととなるのである。