Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうどうこうさく
共同耕作
宮本 百合子
Lesen Sie 共同耕作 (きょうどうこうさく) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.078 Zeichen · 7 Bildschirme
息子のいた間は深田も手を出さなかった。が、それが兵隊にとられたとなると、日本刀のぬき身をさげた暴力団を五人もひっぱって来てよぼよぼの権太郎を脅しつけた。そして、材木にすれば、証文の何倍というねうちの大けやきを根元から伐らせた。
同じ深田の小作人が、八人連名で小作料五割減の要求をつきつけた。おいそれと云うことなんかきく深田でないことはわかっている。豊年飢饉でこまるのは貴様らばかりか世帯のでかいだけ地主も困るんだ。土地をかしてやって田を作らしてやっているのに文句を云うな、と小作料五割まけろの要求書に名前を書いた一人一人の家へ手代がやって来て、おどしたりすかしたりした。
小作連は洒落や冗談で争議を起したんじゃない。すぐ全農東京府連の××村支部へ指導をもとめて来た。深田とのかけ合いは、組合のさしずでガンバッて来たのだ。
おどしがきかないと分ると、深田は土地取上げで、やって来るという情報が組合に入った。
そうとなれば、共同耕作で向って行くしかない。土地をとられて小作はどうして食って行けるのだ!
今日のようなとき弟の勝がいれば、真先にマンノー担いで勇ましく共同耕作にも出てくれる。