Japanische Klassiker mit Furigana
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りしりざんとそのしょくぶつ
利尻山とその植物
牧野 富太郎
Lesen Sie 利尻山とその植物 (りしりざんとそのしょくぶつ) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.115 Zeichen · 22 Bildschirme
ことが出来た。
十二日の日も幸いにして晴天であった、午前三時頃露営の小屋を出でて仰ぎ見れば孤月高く天半に懸って、利尻山の絶頂は突兀として月下に聳えている、この間の風物は何んとも言いようのない有様である、三時頃からして東の方が漸く明るくなって、四時半には太陽が地平線上に出た、この時西北の方を仰ぎ見ると、昨日は多少雲もあったが、今日は更に一点の浮雲もないので、礼文の方はますます鮮かに見ることが出来た上に、宗谷の方も東に無論見ゆるし、東北の方に一ツの小さな島を見ることが出来た、この島は無論樺太に属するものである、朝の食事を終ってから再び絶頂に進んで、それからなお第二の峰に向って足を進めたが、その間は僅に三、四町に過ぎないといっても宜しいであろう、勿論足場はよくないけれども、無論第一の峰ほどの困難はないのである、第二の峰にはあまり石などはないのであるが、自生している草は、チシマラッキョウ、エゾヨツバシオガマ、ホソバオンタデ、リシリソウなどで、殊にキバナノシャクナゲが甚だ夥しく自生していた、第二峰の先きに第三の峰があるが、この峰に行くのは甚だ困難で、中間に絶壁の殆んど足場の得難い