Japanische Klassiker mit Furigana
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けちょう
化鳥
泉 鏡花
Lesen Sie 化鳥 (けちょう) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.872 Zeichen · 35 Bildschirme
夢ではない。
やっぱり片袖なかったもの。そして川へ落こちて溺れそうだったのを救われたんだって、母様のお膝に抱かれていて、その晩聞いたんだもの。
だから夢ではない。
一体助けてくれたのは誰ですッて、母様に問うた。私がものを聞いて、返事に躊躇をなすったのはこの時ばかりで、また、それは猪だとか、狼だとか、狐だとか、頬白だとか、山雀だとか、鮟鱇だとか、鯖だとか、蛆だとか、毛虫だとか、草だとか、竹だとか、松蕈だとか、湿地茸だとかおいいでなかったのもこの時ばかりで、そして顔の色をおかえなすったのもこの時ばかりで、それに小さな声でおっしゃったのもこの時ばかりだ。
そして母様はこうおいいであった。
(廉や、それはね、大きな五色の翼があって天上に遊んでいるうつくしい姉さんだよ。)
十一
(鳥なの、母様。)とそういってその時私が聴いた。
これにも母様は少し口籠っておいでであったが、
(鳥じゃあないよ、翼の生えた美しい姉さんだよ。)
どうしても分らんかった。うるさくいったら、しまいにゃ、お前には分らない、とそうおいいであったのを、また推返して聴いたら、やっぱり、