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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

に引いた『神社考』には、太刀のほかの四品、『和漢三才図会』には太刀、鎧、旗、幕、巻絹、鍋、俵、庖刀、鐘と心得童子、計九品と一人、太刀の名遅来矢と出づ。寛永十年頃筆せられた『氏郷記』巻上にも、如上の十種を挙げた。鍋を早小鍋、俵を首結俵とし居る。また一伝に、露という硯も将来したが竹生島へ納むとあり、太刀は勢州赤堀の家にあり、避来矢の鎧は下野国佐野の家にあり、童は思う事を叶えて久しく仕えしが、後に強う怒られて失せしとかや、巻絹は裁ち縫うて衣裳にすれども耗らず、衣服に充満けるが、後にその末を見ければ延びざりけり、鍋は兵糧を焼くに、少しの間に煮えしとなり。これも後には底抜けて、その破片は蒲生家にありとぞ聞えし、俵は米を取れども耗らず、粮も乏しき事なし、それ故に名字を改め、俵藤太とぞ申しける。されども、将門退治の後、ある女房俵の底を叩いて米を開ければ、一尺ばかりの小蛇出で去りしより、米出でざりけり、これより始まりて、今俵の底を叩かぬ謂れとなり、また秀郷の末孫、陣中にて女房を召し仕わざるも、この謂れとかや云々。秀郷を神と崇めて勢多に社あり(『近江輿地誌略』