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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

)。カナリース族は矮の本名を言わずベンガルでは必ず虎を外叔父と唱う(リウィス『錫蘭俗伝』)。わが邦にも諸職各々忌詞あって、『北越雪譜』に杣人や猟師が熊狼から女根まで決して本名を称えぬ例を挙げ、熊野でも兎を巫輩狼を山の神また御客様など言い山中で天狗を天狗と呼ばず高様と言った。また支那で虎を李耳と称う、晋の郭璞は〈虎物を食うに耳に値えばすなわち止む、故に李耳と呼ぶ、その諱に触るればなり〉、漢の応劭は南郡の李翁が虎に化けた故李耳と名づくと言ったが、明の李時珍これを妄とし李耳は狸児を訛ったので、今も南支那人虎を呼んで猫と為すと言った。狸は日本で専ら「たぬき」と訓ますが支那では「たぬき」のほかに学名フェリス・ヴィヴェリナ、フェリス・マヌル等の野猫をも狸と呼ぶ。したがって野狸に別たんとて猫を家狸と異名す。因って想うに仏経に竜を罵って小蛇子と言うごとく狸児は虎を蔑して児猫といった意味だろう。これに似て日本で猫を虎に擬えた事『世事百談』に「虎を猫とは大小剛柔遥かに殊なるといえども、その形状の相類する事絶えて能く似たり、されば我邦の古え猫を手飼の虎といえる事『古今六帖』