Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
『博物志』に、天門山に大巌壁あり、直上数千仭、草木交も連なり雲霧掩蔽す。その下の細道を行く人、たちまち林の表へ飛び上がる事幾人と知れず。仙となりて昇天するようだから、これを仙谷と号づけた。遠方から来て昇天を望む者、この林下にさえ往けば飛び去る。しかるにこれを疑う者あり、石を自分の身に繋ぎ、犬を牽いて谷に入ると犬が飛び去った。さては妖邪の気が吸うのだと感付き、若少者数百人を募り捜索して、長数十丈なる一大蟒蛇を見出し殺した(『淵鑑類函』四三九)。
プリニウスいわく、ポンツスのリンダクス河辺にある蛇は、その上を飛ぶ鳥を取り呑む、鳥がどれほど高く速く飛んでも必ず捉わると。『サミュール・ペピスの日記』一六六一年二月四日の条に、記者ある人より聞いたは、英国ランカシャーの荒野に大蛇あり、雲雀が高く舞い上がるを見て、その真下まで這い行き口を擡げて毒を吐かば、雲雀たちまち旋り堕ちて蛇口に入り、餌食となると書いた。コラン・ド・プランシーの『妖怪辞彙』五版四一三頁に、ペンシルヴァニアの黒蛇、樹下に臥して上なる鳥や栗鼠を睥むと、たちまち落ちてその口に入るといい、サンゼルマンの『緬甸帝国誌』