Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
誌で読んだ。
このついでに言う、蛇を身の讎とする蛙の中にも、飛蛙というのがある。往年ワラスが、ボルネオで発見せるところで、氏の『巫来群島篇』に図せるごとく、その四足に非常に大きな蹼あり、蹼はもと水を游ぐための器だが、この蛙はそれを拡げて、樹から飛降を便くという(第二図)。予往年大英博物館で、この蛙アルコール漬を見しに、その蹼他の蛙輩のより特れて大なるのみ、決して図で見るほど巨きになかった。例のブーランゼー氏に質すと、書物に出た図はもちろん絵虚事だと答えられたから、予もなるほどことごとく図を信ずるは、図なきにしかずと了った。しかるにその後ワラスの書を読むと、かの蛙が生きたままの躯と蹼の大きさを比べ記しある。それに引き合すとかの図は余り吹き過ぎたものでない。因って考うるに、蛙などは生きた時と、死んでアルコール漬になった後とで、身の大きさにすこぶる差違を生ずるから、単にアルコール漬を見たばかりでは、活動中の現状を察し得ぬのじゃ。
「第2図 飛蛙」のキャプション付きの図
第2図 飛蛙
さて可笑しな噺をするようだが、真実芸術に志篤き人の参考までに申すは、昔鳥羽僧正、ある侍法師絵を善くする者の絵、実に過ぎたるを咎めた時、その法師少しも事とせず、左も候わず、古き上手どもの書きて候おそくずの絵などを御覧も候え、その物の寸法