Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
欧州諸国で馬を穀物の精とする例多し。これ主に馬は農業に古くより使われたからだろう。またインドで曙光神アスヴィナウは、日神スリヤその妃サンニアと牡馬牝馬に化けて交わり生んだので三輪の驢車に乗り、日神自身は翡翠色の七頭の馬に一輪車を牽かせて乗ると類似して、ギリシアの日神ヘリオスは光と火を息する四の雪白馬が牽く車に乗る(第六図)。第七図は、デンマーク国古青銅器時代の青銅製遺物で、馬が日の車を牽くを示すらしく、その日に充てた円盤に、黄金を被せ、美なる螺旋状飾紋あり。
「第6図 古ギリシアの日神ヘリオス」のキャプション付きの図
第6図 古ギリシアの日神ヘリオス
「第7図 デンマーク国古青銅器時代の遺品日の車」のキャプション付きの図
第7図 デンマーク国古青銅器時代の遺品日の車
『風俗通』に、馬一匹という事、馬を度ると一匹長かった故とか、馬死んで売ると帛一匹得たからとか種々の説を列べた中に、〈あるいはいわく、馬は夜行くに目明るく前四丈を照らす、故に一匹という〉とある。それに劣らず怪しい説が西洋の俗間に行われ、馬の眼に物大きく見え、人も巨人と見えるから馬を御し能うという。