Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

『四分律』九に善牙獅子、善搏虎と伴たり、一の野干ありて二獣の後を逐い残肉を食い生活せしが、何とか二獣を離間せんとて師子に告ぐらく、虎毎も我生処種姓形色力勢皆師子に勝る我日々好美食を得師子わが後を逐うて残肉を食うと言うと、それから虎にもかように告げて師子を讒す、後二獣一処に集まり眼を瞋らして相視る、師子まず手で虎を打ち汝は何事も我に勝れりと説けりやと問うと、虎さては野干が我らを闘わすつもりと了り、我かつてかかる言を説かず、我らを離間せる者を除くべしとて野干を打ち殺したと出づ、シェフネルの『西蔵説話』(一九〇六年版)には昔林中に牝獅と牝虎各子一疋伴れたるが棲んだ、ある日獅の不在にその子蕩うて虎に近づいたので虎一度はこれを殺そうと惟うたが、自分の子の好侶と思い翻してこれを乳育る、牝獅帰って子が失せたるに驚き、探り行きて牝虎が乳呑ませ居るところへ来ると、大いに愕き逃げ出すを牝獅が呼び止め何と爾今一処に棲んでが不在には我が※(「にんべん+爾」、第3水準1-14-45)の児を守り我不在にはわが児を※(「にんべん+爾」、第3水準1-14-45)に託する事としようでないかというと、虎も応諾して同棲し、獅児を善牙、虎の児を善搏と号づけ生長する内、母獣両ながら病んで臨終に両児を戒め、汝らは同じ乳を吸うて大きくなったから同胞