Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
だ(『グジャラット民俗記』五四―一五六頁)。
「第6図 ハヌマン神像」のキャプション付きの図
第6図 ハヌマン神像
『コンカン民俗記』二章にいわく、大抵の村で主として猴王をその入口に祀り、シワ大神の化身として諸階級の民これを崇む。その祭日に祠を常緑葉と花で飾り、石造の神像を丹と油で塗り替え、花鬘をその頸にかけ、果を供え、樟脳に点火して薫らせ廻り、香を焼き飯餅を奉る、祠官神前に供えた椰子を砕き一、二片を信徒に与う。村の入口に祀るは、この神、諸難の村に入るを防ぐからで、昔は城砦を新設するごとにその像を立てた。この猴かつて聖人、仙人、梵士および牛を護るに力めて神位に昇ったと。わが邦でも熊野地方で古来牛を神物とし藤白王子以南は牛を放ち飼いにした。毎春猴舞わし来れば猴を神官に装い、牛舎の前で祈祷の真似せしめまた舞わせた。和深村辺では今に猴の手を牛小屋に埋めて牛疫を辟く。『記』にまたいわく、猴王作ったてふマントラ・シャストラ(神呪論)を講ずれば力強くて神のごとくなるという。ハヌマン像に戦士と侍者の二態あり。前者はこの神を本尊と斎く祠に限り、後者は羅摩またはその本身韋紐を本尊として脇立とす(第六図は余が写実し置いた脇立像なり)。