Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
に浪人越前某の伝を同事異文で記したのを馬遷班固の文以上に讃めたが、『太陽』へ出すこの文と『現代』へ寄せたかの文を併せ読んだら、諸君は必ずよくもまあたった一つのこの鳥について、かくまで夥しい材料を、同じ噺を重出せずに斉整して同時二篇に書き分けたものだ、南方さんは恐らく人間であるまいと驚嘆さるるに相違ない。さて前に釈迦の身長を記しながら「大仏の○○の太さは書き落し」で弥勒の身長を言い忘れたが、弥勒世界の人の身長は十六丈で弥勒仏の身長は三十二丈だ(『仏祖統記』三十)、また昔弥勒と僭号した乱賊あったと記憶のまま書き置いたが、確かに見出した例を挙げると高麗王辛※八年五月妖民伊金を誅す、伊金は固城の民で自ら弥勒仏と称し、衆を惑わして我能く釈迦仏を呼び寄せる。およそ神祇を祀る者、馬牛肉を食う者、人に財を分たぬ者は必ず死ぬ、わが言を信ぜずば三月に至って日月光なし、またわれは草に青い花を咲かせ、木に穀を実らせ、一度種えて二度刈り取らしめ能う。また山川の神をことごとく日本に送り倭賊を擒にすべしなど宣言したので、愚民ども城隍祠廟の神を撤て去り、伊金を仏ごとく敬い福利を祈る、無頼の徒その弟子と称し相誑かし、至る所の州郡守令出迎えて上舎に館する者あり、清州の牧使権和、その渠首五人を捕斬しようやく鎮まったという(『東国通鑑』